特別保存刀剣

片山一文字 脇差

No.196242

金象嵌銘 片山 片山一文字 則房 乱れ映り鮮やかに立ち丁子乱れ華やかな優品 時代黒蝋色塗鞘拵付 一尺七寸一分
商談中
銘表 片山(金象嵌)片山一文字
登録証 千葉県 平成 18 年 2 月 17 日
寸法 刃長 51.8 cm (一尺七寸一分)・ 0.7 cm ・ 2.8 cm ・ 2.0 cm ・ 3.5 cm ・ 14.6 cm
0.55 cm ・ 0.60 cm ・ 0.45 cm
407 g
備前  時代 鎌倉時代
姿 鎬造、庵棟、身幅尋常、反りやや浅く、中鋒。
小板目肌つみ、地沸微塵につき、乱れ映り立つ。
刃文 焼き幅大きな丁子乱れに、重花風の丁子・袋丁子・逆掛かった丁子など交え、足・葉頻りに入り、小沸深く付き、匂口明るい。
帽子 直ぐに小丸。
彫物 表裏に棒樋を掻き通す。
大磨上、先栗尻、鑢目切、目釘孔一。
ハバキ 金色絵一重。

蝋色塗鞘拵 [江戸時代]

法量

長さ77.6cm 反り1.9cm

説明

鐔 赤銅磨地金象嵌、 縁頭 赤銅魚子地菊紋散図金色絵 目貫 金無垢馬図。</td>

 

説明

則房は、福岡一文字助房の子と伝え、助真・吉房とならんで最も華やかな丁子乱れを焼き、鎌倉時代中期の福岡一文字派を代表する刀工である。則房は、のち福岡より片山に移住して作刀したと伝え、片山一文字と呼称される。作風は、助真・吉房に類する華やかな丁子乱れのものの他に、地沸が微塵について強く冴え、映りの目立たないもの、逆ごころの刃が目立つもの、小模様のものなどがある。この刀は、身幅尋常、腰反りつき、中鋒に結ぶ丹精な姿で、乱れ映りが鮮やかに立ち、地沸が微塵につく精良な地鉄に、鎬にまで掛かる華やかな丁子乱れに、重花丁子・袋丁子・逆掛かった丁子など交え、逆足・足・葉頻りに入り、小沸深くつき、匂口明るく、則房の特徴がよく現れた優品である。

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