特別保存刀剣 

兼久 短刀

No.828371

寸延び短刀 兼久 天正二十年八月十六日 身幅3.1cm金筋沸筋掛る名品 一尺一寸三分
銘表 兼久
銘裏 天正二十年八月十六日
登録証 大阪府 昭和 26 年 5 月 12 日
寸法 刃長 34.3 cm (一尺一寸三分)・ 0.9 cm ・ 3.1 cm ・ 12.0 cm
0.69 cm
293 g
美濃 時代 安土桃山
姿 平造、庵棟、身幅広く、反り深く、先反りつき。
小板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸厚くつき、映り立つ。
刃文 互の目に、尖刃交じり、湯走り掛かり、足よく入り、小沸つき、金筋・沸筋掛る。
帽子 乱れ込んで小丸、深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目檜垣、目釘孔二。
ハバキ 銀無垢一重。
説明

兼久の初代は、南北朝時代永和頃、直江志津兼俊の子で、後関に移住したと伝える。その名跡は慶長頃まで続いている。天正の兼久は、和泉守を受領している。この刀は、3.1cmと身幅広く、反り深く、ふくらつく姿で、小板目肌に、杢目肌交じり、地沸厚くつき、淡く映りたつ地鉄に、互の目に、尖刃交じり、足入り、沸よくつき、金筋・沸筋掛かり、天正二十年八月十六日の年紀が入る名品である。

兼久 脇差 特別保存刀剣
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