両山子正峯 脇差
No.833783
- 人間国宝 両山子正峯 花押 昭和二二十二二年八月日 青江逆丁子写し
銘表 | 両山子正峯 花押 |
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銘裏 | 昭和二二二二年八月日 |
登録証 | 石川県 昭和 44 年 11 月 21 日 |
寸法 | 刃長
31.3 cm (一尺三分半)・
0.1 cm
・ 3.2 cm
・ 0.6 cm
・ 9.1 cm
230 g |
姿 | 鎬造、三つ棟、身幅広く、重ね薄く、反り僅かにつく。 |
鍛 | 小板目肌つみ、地沸微塵につき、地景微細に頻りに入り、鉄冴える。 |
刃文 | のたれて、逆がかった丁子刃頻りに入り、湯走りかかり、足・葉よく入り、匂勝ち小沸深くよくつき、匂口明るく冴える。 |
帽子 | 乱れ込んで先尖ごころにやや深く返る。 |
彫物 | 表裏に棒樋を掻き流す。 |
茎 | 生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下り化粧、目釘孔一。 |
ハバキ | 銀無垢一重。 |
拵 | 正峯は大正十年石川県に生まれ、本名を隅谷与一郎と言い、立命館大学を卒業後、桜井正幸刀匠に学び、昭和十七年には広島県にある興国日本刀鍛錬場に入る。戦後は昭和三十年に、鍛錬所「傘笠亭(さんりゅうてい)」を郷里に構え、傘笠亭、傘笠、両山子とも号している。翌同三十二年から八年間新作刀展で連続入賞、同四十一年、四十二年と連続で正宗賞の栄誉に輝き無鑑査刀匠となり、同五十六年には重要無形文化財指定を受ける。平成十年、七十七歳没。主な作品に、伊勢神宮式年遷宮御神宝纏御太刀(昭和39年)、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀十二振(同44年)、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀十六振(平成元年)のほか、皇太子妃、秋篠宮真子内親王の守り刀などがある。飛鳥・奈良時代から現代にいたる刀剣技術を研究し、なかでも鎌倉期の一文字や長船長光、青江などを得意とした。 この刀は、正峯師が所蔵した重要刀剣の青江直次(後に特別重要刀剣に指定)を写したもので、南北朝の寸延短刀の姿に、小沸厚くつく小板目肌が冴え、頻りに逆足・葉入る丁子刃を見事に焼き、直次をよく写しており、現代刀には稀な特別保存刀剣に指定されている最高傑作である。加州新刀集・加州新刀大鑑などの著者上埜嘉兵衛氏の注文打ちである。 |
説明 | 正峯は大正十年石川県に生まれ、本名を隅谷与一郎と言い、立命館大学を卒業後、桜井正幸刀匠に学び、昭和十七年には広島県にある興国日本刀鍛錬場に入る。戦後は昭和三十年に、鍛錬所「傘笠亭(さんりゅうてい)」を郷里に構え、傘笠亭、傘笠、両山子とも号している。翌同三十二年から八年間新作刀展で連続入賞、同四十一年、四十二年と連続で正宗賞の栄誉に輝き無鑑査刀匠となり、同五十六年には重要無形文化財指定を受ける。平成十年、七十七歳没。主な作品に、伊勢神宮式年遷宮御神宝纏御太刀(昭和39年)、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀十二振(同44年)、伊勢神宮式年遷宮御神宝太刀十六振(平成元年)のほか、皇太子妃、秋篠宮真子内親王の守り刀などがある。飛鳥・奈良時代から現代にいたる刀剣技術を研究し、なかでも鎌倉期の一文字や長船長光、青江などを得意とした。 この刀は、正峯師が所蔵した重要刀剣の青江直次(後に特別重要刀剣に指定)を写したもので、南北朝の寸延短刀の姿に、小沸厚くつく小板目肌が冴え、頻りに逆足・葉入る丁子刃を見事に焼き、直次をよく写しており、現代刀には稀な特別保存刀剣に指定されている最高傑作である。加州新刀集・加州新刀大鑑などの著者上埜嘉兵衛氏の注文打ちである。 |

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