特別保存刀剣 

寸延短刀 綱広

No.881245

寸延短刀 相州住綱広 室町後期天文頃 華やかな皆焼匂深く匂口明るい名品 一尺三分
¥700,000(税込)
銘表 相州住綱広
登録証 和歌山県 平成 28 年 6 月 1 日
寸法 刃長 31.1 cm (一尺三分)・ 0.2 cm ・ 2.9 cm ・ 10.3 cm
0.60 cm
203 g
相州住 時代 室町後期
姿 平造、三つ棟、身幅広く、僅かに反りつく。
板目肌に、杢目交じり、地沸微塵につき、地景入る。
刃文 互の目に、丁子刃交り、棟焼き・湯走り・飛び焼き掛り、足・葉よく入り、小沸深くよくつき、匂深く、匂口明るい。
帽子 帽子は、乱れ込んで小丸。
茎は、生ぶ、先栗尻、鑢目切。目釘孔一、
ハバキ ハバキは、銅一重。
説明

綱広は、室町時代後期、相州鍛冶の掉尾を飾る刀工で、天文年紀のものが一番古く、これを初代として、二代天正、三代慶長と伝えている。初代綱広は、島田義助の子とも伝え、北条氏綱に招かれ相模国小田原に移住し、「綱」の一字を授けられて綱広を名乗るという。この刀は、身幅広く、浅く剃りがつく堂々とした体配で、板目肌に、杢目交じり、地沸微塵に付き、地景よく入り、明るい地鉄に、互の目に、丁子交じり、棟焼・飛び焼き掛り、華やかな皆焼を焼き、足・葉頻りに入り、匂深く、匂口明るく出来が良い。

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