特別保存刀剣

兼房 寸延短刀

No.897387

寸延短刀 兼房 平造寸延短刀 時代白檀塗鞘名作拵付 兼房乱典型優品 一尺六分
ご成約
銘表 兼房
登録証 東京都 平成 26 年 9 月 20 日
寸法 刃長 32.2 cm (一尺六分)・ 0.2 cm ・ 10.2 cm
0.55 cm
202 g
美濃 時代 室町後期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、僅かに反りつく。
板目肌に、杢目・流れ肌交じり、地沸微塵に付く。
刃文 焼き幅大きな互の目に、丁子刃交じり、飛び焼き掛り、足よく入り、小沸つく。
帽子 乱れ込んで先掃きかけて尖りごころに返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目檜垣、目釘孔一。
ハバキ 金着二重。

白檀塗腰笛巻塗鞘拵 (江戸時代)

法量

長さ50.2cm 反り1.3cm

説明

鐔 赤銅磨地雷神図高彫金色絵。 縁頭 赤銅石目地般若図金色絵。 目貫 赤銅おかめひょっとこ図。 小柄 赤銅磨地稲荷図。 飾金具 赤銅素銅地柿図金色絵。<br>付帯する拵は、白檀塗の鞘に、般若の縁頭、雷神図の鐔、仲秋の月図鐺、桔梗図鐺、鞘の飾り金具には柿の実が付く。割れや目立つ傷も一切ない名品である。

説明

兼房は、関善定派の刀工で、古くは室町前期永享頃の清左衛門兼房に始まり、関鍛冶の頭領である惣領職を代々務めた。兼房乱れを創始した大永頃の兼房、後に氏房と改名する永禄頃の兼房が有名である。永禄の兼房は、天分三年生まれ、名を河村京三郎といい、後に清左衛門と改め、弘治二年兄より善定家総領職を譲られる。永禄十三年氏房と改め左衛門尉に任じ、若狭守に転じている。この刀は、銘より永禄の兼房と思われ、互の目に、丁子刃交じり、典型的な兼房乱れの優品である。

 兼房 寸延短刀 特別保存刀剣
 兼房 寸延短刀 特別保存刀剣
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