特別保存刀剣 

土肥真了 脇差

No.909330

脇差 土肥真了 天和三年二月日 身幅3.7cm真改と見紛う最高傑作 田野辺先生鞘書
商談中
銘表 土肥真了
銘裏 天和三年二月日
登録証 京都府 昭和 26 年 5 月 10 日
寸法 刃長 45.7 cm (一尺五寸一分)・ 0.9 cm ・ 3.7 cm ・ 2.9 cm ・ 5.1 cm ・ 16.7 cm
0.81 cm ・ 0.86 cm ・ 0.61 cm
660 g
摂津 時代 江戸時代前期
姿 造、三ツ棟、身幅広く、反り尋常、中鋒延びる。
小板目肌つみ、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄明るく冴える。
刃文 のたれに、玉焼きかかり、足・葉太くよく入り、小沸深くよくつき、金筋・砂流しかかり、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 直ぐに小丸。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋違化粧、目釘孔一。
ハバキ 銀着一重。
説明

真了は、名を土肥左衛門といい、肥前国平戸藩松浦家の刀鍛冶土肥正則の子として生まれ、延宝八年藩命により大阪の井上真改の弟子となる。天和二年に真改が急逝したため、平戸に戻り、藩工として活躍した。真了家は、新々刀期五代目まで繁栄している。この刀は、天和三年平戸に帰って直ぐの作で、身幅広く3.7cmもあり、先幅も広く、鋒延びる豪壮な脇差で、沸匂深いのたれ刃を焼き、地刃明るく冴え、真改と見紛う出来となる最高傑作である。

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