特別保存刀剣 

一 出羽守行広 初代 刀

No.929150

脇差 一 出羽守行広 初代 沸匂深く互の目丁子華やかに乱れ金筋砂流し頻りに掛る傑作 一尺七寸八分
ご成約
銘表 一 出羽守行広
寸法 刃長 53.8 cm (一尺七寸八分)・ 1.3 cm ・ 3.2 cm ・ 2.2 cm ・ 3.7 cm ・ 14.6 cm
0.66 cm ・ 0.72 cm ・ 0.50 cm
589 g
肥前 時代 江戸時代前期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、中鋒。
小杢目肌に、地沸微塵に厚くつき、地景入り、鉄明るく冴える。
刃文 互の目に、丁子刃・尖刃交り、沸深くよくつき、金筋・砂流し頻りに掛り、匂深く、匂口明るく冴える。
帽子 火焔風に、先掃きかけて深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目筋違、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。
説明

初代行廣は、元和四(1618)年生まれ、名を橋本九郎兵衛といい、初代忠吉の孫で、兄には初代正広がいる。慶安元年に出羽大掾を受領、寛文三年には出羽守に転任している。天和三年66歳没。この刀は、身幅広く、反り尋常の豪壮な姿で、小杢目肌に、地沸微塵に厚くつき、地景入る明るく冴える地鉄に、互の目に、丁子刃・尖刃交り華やかに乱れ、小沸深くよくつき、金筋・砂流し頻りに掛るなど、匂深く、匂口明るく冴え渡る。刃中よく働き、覇気溢れる傑作である。

出羽守行広 刀 特別保存刀剣
安心サービス