特別重要刀剣 

左 刀

No.467998

左 将軍綱吉から牧野成春が拝領 徳川実紀所載 地刃明るく冴え渡る超健全最高傑作 二尺三寸六分
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極め
登録証 東京都 昭和 26 年 3 月 31 日
寸法 刃長 71.5 cm (二尺三寸六分)・ 1.8 cm ・ 3.3 cm ・ 2.2 cm ・ 3.6 cm ・ 17.7 cm
0.75 cm ・ 0.81 cm ・ 0.55 cm
811 g
筑前 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反りつき、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、鉄冴える。
刃文 浅くのたれて、互の目に、小互の目・丁子刃など交じり、湯走り頻りに掛かり、足よく入り、沸深くよくつき、細かく金筋・砂流し掛り、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込んで先尖って返る。
大磨上、先切、鑢目切、目釘孔三。
ハバキ 金無垢二重。
説明

筑前国左文字は、大左と通称され、実阿の子と伝え、銘文の左は、左衛門三郎の略という。相州正宗十哲の一人に数えられ、それまでの古典的な九州物の作域から大いに脱皮し、地刃共に明るく冴え、地景や金筋の目立つ新作風を確立した。現存する在銘の太刀は、国宝の「江雪左文字」のみであるが、短刀の作例は比較的多く残されている。左一門は、南北朝期に大いに栄えたが、大左の子と伝える貞吉・安吉を始め弘行・国弘などがいて、これら左一門を末左と呼称する。この刀は、身幅広く、先幅も広く、やや反り深く、腰反り付き、鋒延びごころの南北朝の豪壮な姿で、板目肌に、杢目肌交じり、地沸が微塵に厚くつき、地景がよく入り、肌だちごころに、やや黒みを帯びた美しい地鉄に、浅くのたれて、互の目・丁子刃などが交じり、足よく入り、地刃明るく冴え渡る。刃肉がたっぷりと残り、頗る健全で、力強く覇気溢れる左文字の最高傑作である。牧野成貞は、柳沢吉保に取って替わられるまで、最初の側用人として綱吉の寵愛を受け権勢を振るった。徳川実紀にも記載されているが、綱吉は、牧野屋敷を32回も訪れており、元禄十六年二月二十五日の訪問時に、牧野成貞へ現在重要文化財に指定されている助真を、牧野成春にこの左文字を贈っている。

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