特別保存刀剣 

中島来 刀

No.709777

特別保存刀剣 中島来 身幅3.2cm小足頻りに入り金筋砂流しかかる名品 二尺三寸二分
ご成約
登録証 大阪府 昭和 49 年 9 月 17 日
寸法 刃長 70.4 cm ( 二尺三寸二分)・ 2.1 cm ・ 3.2 cm ・ 2.1 cm ・ 17.0 cm

663 g
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、腰反りつき、中鋒。
板目肌に、杢目・流れ肌交じり、地沸微塵につき、地景細かく入り、淡く映りたつ。
刃文 直刃調に、のたれて、小互の目交じり、小足・葉頻りに入り、小沸よくつき、金筋・砂流しかかり、匂口明るい。
帽子 直ぐに小丸。
彫物 表裏に棒樋を丸止。
大磨上、先切、鑢目勝手下、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。
説明

来国長は、来国俊の門人で、鎌倉時代末期から南北朝時代にかけ活躍したが、後に京より摂津国中島に移住したことから、中島来と呼称されている。この刀は、元は二尺七寸五分ほどもあったと思われるが、磨上げて尚、身幅広く3.2cmもあり、反り深く、重ね厚く、中鋒となる鎌倉後期の堂々とした太刀姿となり、杢目交じりの板目肌に、地沸微塵につき、地景細かく入り、淡く映りの立つ地鉄に、小足・葉が頻りに入る中直刃を焼き、小沸よくつき、金筋砂流しかかるなど刃中の働き盛んで、来派の特色がよく示され、品格があり出来がよい。重要候補の名品である。

 中島来 刀 特別保存刀剣
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