特別保存刀剣 

兼光 刀

No.755771

備州長船兼光 重要候補 身幅3.2cm片落ち互の目大鋒名品 時代名作拵付 福岡大名登録 ニ尺ニ寸九分
ご成約
極め 兼光
登録証 福岡県 昭和 26 年 4 月 4 日
寸法 刃長 69.7 cm (ニ尺ニ寸九分)・ 1.3 cm ・ 3.2 cm ・ 2.5 cm ・ 5.4 cm ・ 19.2 cm
0.63 cm ・ 0.68 cm ・ 0.53 cm
777 g
備前 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り尋常、先幅広く、重ねやや薄く、腰反りつき、大鋒。
杢目肌に、板目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映り立つ。
刃文 片落ち風の互の目に、小互の目交じり、足・葉入り、小沸つき、匂口明るい。
帽子 乱れ込んで先尖りごころに返る。
彫物 表裏に棒樋を搔き通す。
大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。

青貝散虫食塗鞘打刀拵 [江戸時代]

法量

長さ97.5cm 反り3.2cm

説明

鐔 美濃 赤銅魚子地干支図金色絵。 縁頭 赤銅魚子地雲竜図金色絵。 目貫 金無垢這竜図容彫。

説明

備前長船の嫡流は、鎌倉時代中期の光忠に始まり、長光・景光、そして兼光へと継承されている。兼光の作刀時期は、鎌倉末期の元亨から、南北朝期の貞治に及ぶ45年の長きに亘っている。作風は南北朝の康永頃までは、尋常な体配に互の目や直刃に互の目を交えた刃を焼き、父景光に似た作風となるが、貞和頃より姿が大柄になり、のたれ主調の沸の強い出来の所謂相伝備前となる。この刀は、3.2cmと身幅広く、重ね薄く、先幅広く、大鋒となる南北朝の豪壮な体配で、杢目肌に、地沸微塵に厚くつき、地景よく入り、乱れ映り立つ美しい地鉄に、景光風の片落ち互の目を焼く重要候補の名品である。

兼光 刀 特別保存刀剣
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