重要刀剣

政光 刀

No.991432

第45回重要刀剣 備州長船政光 伝兼光 乱れ映り立ち華やかに乱れ明るく冴える健全傑作刀 二尺三寸
極め 政光
登録証 東京都 平成 10 年 9 月 8 日
寸法 刃長 69.6 cm (二尺三寸)・ 1.7 cm ・ 2.9 cm ・ 2.2 cm ・ 5.1 cm ・ 17.0 cm
0.67 cm ・ 0.75 cm ・ 0.48 cm
682 g
備州 時代 南北朝時代
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや深く、中鋒延びる。
杢目肌に、板目交じり、地沸微塵につき、肌立ち、地景細かく入り、乱れ映りたつ。
刃文 互の目に、片落ち互の目・逆がかった丁子刃・尖り刃・腰の開いた刃など交じり、足・葉よく入り、小沸つき、金筋・沸筋・砂流し掛り、匂口明るく冴える。
帽子 乱れ込んで先尖って返る。
大磨上、先切、鑢目勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 金着一重。
説明

政光は、長船兼光の子とも伝える名工で、延文二年から応永六年までの年紀作がある。本刀は、身幅広く、先幅広く、鋒延びる南北朝の体配で、杢目肌に板目交じり、地沸微塵につき、地景よく入り、鮮やかに乱れ映り立つ美しい地鉄に、互の目に、片落ち互の目・逆がかった丁子刃・尖り刃・腰の開いた刃など交じり、変化に富み、匂口が明るく冴えた傑作である。図譜の説明のように小模様ではなく、一格下げられているが、伝来の兼光極めで良いと思われる名刀である

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