来国光(らいくにみつ)
標準価格
標準価格
来国光は、来国俊の子で、来派の中でも最も作域が広く、年紀作は、鎌倉末期の正和二年(1313年)から、元徳・貞和を経て南北朝中期の観応二年(1351年)に及び、44振が国宝・重文・重美に指定されている山城伝の代表工である。
来国光 ― 来派を代表する鎌倉末期の名工 ―
来国光とはどのような刀工か
来国光は鎌倉時代末期から南北朝時代初期にかけて山城国で活躍した来派の代表的刀工です。
来国俊の子または弟子と伝えられ、来派中興の名工として高く評価されています。
作風の特徴
来派本来の優美な作風
- 腰反り高く優美な姿
- 小鋒
- 小板目肌がよく詰む
- 直刃調の刃文
相州伝の影響を受けた豪壮な作風
- 身幅広く重ね厚い
- 大鋒
- 沸が強い
- 乱れ刃を交える
地鉄の特徴
小板目肌が緻密によく詰み、
潤いのある美しい地鉄
を見せます。地沸が厚く付き、来派独特の気品ある鉄色が特徴です。
刃文の特徴
- 広直刃
- 小互の目交じり
- 小丁子交じり
- 足・葉が盛んに入る
- 小沸出来
帽子の特徴
帽子は直ぐ調に小丸へ返るものが多く、
やや掃き掛ける作例も見られます。
現存する代表作とその所蔵先
有楽来国光(国宝)
織田有楽斎ゆかりの名刀として知られる来国光の最高傑作の一つ。
太刀 銘 来国光(国宝)
来派の気品と豪壮さを兼ね備えた代表作。
塩川来国光(重要文化財)
来国光の短刀を代表する名品。
来国光の刀が持つ魅力とは
来国光最大の魅力は、
山城伝の気品と相州伝の覇気を併せ持つこと
です。
優美さと力強さを同時に楽しめる点が高く評価されています。
来国光の系統と弟子たち
- 来国次
- 来国広
- 来国長
これらの刀工へ大きな影響を与え、後世の山城鍛冶発展の礎となりました。
総合美
来国光の総合美を一言で表すなら、
「気品と覇気の調和」
です。
来派特有の上品さに加え、南北朝期へ向かう時代の力強さを備えた名工として高く評価されています。












