特別保存刀剣 

祐定 刀

No.296475

刀 横山上野大掾藤原祐定 備州長船住人 華やかな互の目乱れ傑作 二尺一寸二分
銘表 横山上野大掾藤原祐定
銘裏 備州長船住人
登録証 岡山県 平成 29 年 3 月 16 日
寸法 刃長 64.3 cm (二尺一寸二分)・ 1.8 cm ・ 3.2 cm ・ 2.0 cm ・ 3.2 cm ・ 19.3 cm
0.78 cm ・ 0.82 cm ・ 0.53 cm
777 g
備前 時代 江戸時代前期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入り、鉄冴える。
刃文 直ぐに焼き出し、腰の開いた互の目に、丁子刃・尖刃など交じり、足太くよく入り、小沸深くよくつき、金筋かかり、砂流し頻りに掃きかけ、匂口明るく冴える。
帽子 直ぐに小丸、深く返る。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下、目釘孔一。
ハバキ 金着一重。
説明

上野大掾祐定は、寛永十年に生まれ、名を横山平兵衛、初代与三左衛門尉祐定の六代孫といい、寛文四年に上野大掾を受領、新刀祐定の中で最も上手な名工である。享保六年に八十九歳で没している。この刀は、身幅広く、反り深く、元先の幅差つく、延宝頃の姿で、板目肌に、杢目交じり、地沸微塵に厚くつき、地景細かく入る美しい地鉄に、腰開き互の目丁子を華やかに焼き、匂口明るく冴える。頗る健全で茎も美しく最上砥がかけられた傑作である。

刀 横山上野大掾藤原祐定 特別保存刀剣
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