特別保存刀剣

祐定 刀

No.341625

備州長船祐定作 永正五年八月日 重要候補 身幅3.4cm映り立ち足葉頻りに入る直刃出来傑作 三つ葵紋金具太刀拵付 ニ尺一分
ご成約
銘表 備州長船祐定作
銘裏 永正五年八月日
登録証 静岡県 昭和 27 年 8 月 20 日
寸法 刃長 60.8 cm (ニ尺一分)・ 1.9 cm ・ 3.4 cm ・ 2.4 cm ・ 15.2 cm ・ 15.2 cm
0.76 cm ・ 0.47 cm ・ 4.10 cm
665 g
備州 時代 室町中期
姿 鎬造、庵棟、身幅広く、反り深く、中鋒やや延びる。
板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚くつき、映り立ち、鉄明るく冴える。
刃文 広直刃に、僅かに小互の目交じり、食い違い・二十刃掛かり、足・葉頻りに入り、匂出来、小沸付き、金筋・沸筋掛かり、匂口明るく冴える。
帽子 焼き深く、直ぐに小丸。
彫物 表裏に棒樋を丸止、添樋を彫る。
生ぶ、先栗尻、鑢目勝手下り、目釘孔二。
ハバキ 金着一重。

三つ葵紋金具茶漆塗鞘太刀拵[江戸時代]

法量

長さ89.8cm 反り3.9cm

説明

鐔 赤銅魚子地金色絵赤銅覆輪、 目貫 赤銅ニ匹獅子図金色絵、 総金具 素銅磨地三つ葵・剣三つ葵紋唐草図高彫。

説明

南北朝末期の明徳二年(1391年)に祐定銘の最初の作刀が見られ、その後末備前と呼ばれる室町後期の長船鍛冶の中で最も繁栄した一家で、彦兵衛尉、与三左衛門尉、源兵衛尉などが上手である。永正五年頃は、与三左衛門尉が活躍している。この刀は、3.4cmと身幅広く、反りの深い片手打ちの豪壮な姿で、板目肌に、杢目肌交じり、地沸微塵に厚く付き、乱れ映りが立つ精良な地鉄が明るく冴え、広直刃に、食い違い刃・二十刃掛り、足・葉頻りに入り、小沸付き、金筋頻りに掛かるなど刃中よく働き、匂口明るく冴える。頗る健全な傑作刀である。

祐定 刀 特別保存刀剣
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